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豆知識の記事一覧

 

 『金持ち父さん貧乏父さん』     

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突然ですが、「お金持ちになりたい」と思いませんか?
気持ちの強い・弱いはあると思いますが誰しも思った事があると思います。

でもどうやったらいいの?
自分には才能がない…
なんて、諦めてしまう方が大半ではないでしょうか。

「金持ち父さん貧乏父さん」
この本は、投資家であるロバート・キヨサキが著する、お金の哲学を教えてくれる本です。

反体制よりな内容なので、鵜呑みにしすぎてしまうと、どうかと思う部分もありますが、なるほど~と思う部分も多いです。

「いつかはお金持ちに…。」
なんて考えている方には、ちょっとした刺激になるんではないでしょうか。

お金持ちになりたいのであれば、本当の意味での資産をてにいれる為に自分に与えられた時間を存分に割いていかなければいけない。
お金の為に働くんではなく、お金を自分の為に働かせなければいけない。

簡単に言うとそんな内容です。

今、自分が得ているお金をいかに使うか、その順番や考え方、そこがお金持ちとそうでない人の分かれ道であると言うことが、ロバートが少年の頃の体験を元に描かれています。

一番大事なのは、周りに流されず、必要な事を見定めて一生懸命努力する。この場合は「お金に関する知識」を知っているか知らないか。お金持ちになりたいなら勉強をしなさいと言う事なんですが、改めて何でも楽な道はないな~と考えさせられました。

何でも一緒ですよね、最初から全部できるひとなんていません。
興味があること、責任を与えられていることは、何が必要かをしっかり見定めて失敗しても諦めずにやり続けていかないといけません。

一つずつ着実に決めた目標に対して自分を信じて進み続ける。
それが大事ですね。

一度読んでみて下さい。
お金持ちになれるかもしれませんよ(笑)
 

 『「通貨」を知れば世界が読める』     

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リクルーティングの岡村淳史と申します。

みなさんにご紹介したい本は、

『「通貨」を知れば世界が読める』 浜矩子著、PHPビジネス新書


みなさんが、この文章を読んでいる時は、1ドル何円でしょうか?
ちなみに、僕がこの文章を書いている時は1ドル76円54銭です。
ご存知のように、1ドルが何円というのは日々、為替市場で取り引きされる為替相場で決まります。

今から40年前までは、1ドル360円と相場が決まっていました。
1ドル360円といえば、現在の円の価値と比べて5倍近く円の価値が安い時代です。

つまり、円安の時代です。
円の価値が安いので、日本から商品を輸出する時には、100ドルの商品を売った場合、3万6000円で売ることができた時代です。

しかし、現在では、40年前と比べて円の価値が1ドル約76円と5倍近く高くなっています。

つまり、円高の時代です。
同じ100ドルの商品を売ったとしても約7,600円でしか売ることができません。

日本で作った商品を外国に輸出して売るという経済システムで経済大国になった日本では、現在のような円高の状況が続くと、国内の産業にとっては大きな痛手です。

人件費の高い日本で商品を作らなくても、人件費の安い海外で商品を作った方がいいと考えて、すでに多くの企業が海外で商品を作り始めています。

政府はいろいろ対策を立てて、このような円高の状況を何とか食い止めようとしていますが、なかなか円安の状況にはなりません。

そのような円高の時代のさなかに、著者の浜さんは、

『1ドル50円」という「まさか」は必ず起こる』

と主張します。

この円高の時代に、さらに、円が30円近く高くなるなんて信じられない主張です。

その他にも、
『「リーマン・ショックもまた、円によってもたらされた』
『実は円が世界を動かしていた』
『円は世界初の隠れ基軸通貨』

・・・等、驚くような主張がずらりと並びます。

浜さんが主張するような『1ドル50円の「まさか」』は必ず起こるのでしょうか?

興味のある方は本書を紐解いてみて下さいね。
 

 『この秋は、アートでいきませんか』     

_SS500_
こんにちは。
SRCの社内販促部門の藤本です。

10月から神戸ビエンナーレが開催されるということで、アートについての本を紹介したいと思います。少し長くなりますが、お付き合い頂けると幸いです。

私事ですが、この夏、ART OSAKAというアートフェアに初めて行きまして、(関西や東京・海外からギャラリーが集まる展示販売のイベント)
「いいな」「欲しいな」と思える作品がすごく多かったことに驚き、さらに、このアートフェアと言われるものが全国の主要都市等で盛んに行われていることを知りました。


そんな経緯があり手に取ったのがこの本、
「現代アートビジネス」
小山登美夫著 アスキー新書

●何故、アンディ・ウォーホールの作品には、80億円もの高値がつくの?
●現代アートはわけがわからない。
●現代アートの値段ってどうやって決まっているの?
などなど、「わかる人だけがわかればいい。。」なんていう近寄りにくい現代アートの世界をビジネスやマーケットの観点から解説してくれる1冊

小山登美夫氏は、「奈良美智や村上隆を世界に売り出した人」という実績を持つ業界ではかなり有名なギャラリストということで、信頼性も高いんではないでしょうか。
(ギャラリストは、ギャラリーを運営しながらアーティストを発掘し世の中に売り出すプロデューサー的な職業)



細かいところは本を読んでもらうとして、
特筆すべきは、「日本は世界屈指のアート需要国である」!?という点。
2006年度、世界の美術展観客動員数データベスト10に、東京の美術館での企画展が5つもランクインしているとのこと。ニューヨークやパリ、ロンドンでもなく東京が、です。
「日本人は世界屈指の美術鑑賞好きな国民」っていうのが驚きじゃないですか。

そういや昔、兵庫県立美術館のゴッホ展に行った時なんか、2・3時間並んで待った記憶がありますし、最近だと、借り暮らしのアリエッティ×種田陽平展も来場者がかなりの数だと聞きました。

そんな美術鑑賞好きの国なんですが、バブルや絵画ブームで痛い目に遭った後遺症で、一時期は、投資的なものとしてのアートが根付くのが難しい状況だったようです。

凄く個人的な意見なんですが、ゴッホやモネ・ダリetc..ブランドが確立されている有名な画家はいいとして、現代アートやギャラリーというとなんか胡散臭い感じがするのは、「バブル期のアート恐怖症」の国民的な刷り込みみたいなものがあるんじゃないか?なんて考えたりします。

しかし近年、国内のオークションハウスがようやく登場し、バブル期のように海外一辺倒の投資ではなく、日本の若いアーティストの作品に投資する人が多くなってきているとのこと。
若いアーティストの作品を買い、何年か経って値段が上がったらオークションハウスで販売。売ったお金でまた若いアーティストの作品を買う。
といった流れが日本でも可能になり、新しいギャラリーが続々とオープンし、ギャラリーが若手アーティストを発掘し売り出す。という良い循環が生まれているみたいで、マーケット層が厚くなりつつあるのは確かだそうです。
ようやくアートビジネスを行う最低限のインフラが整ってきたとこの本では分析しています。
(2007・2008年の好景気時の話なので、現在はまた少し状況が変わっていると思いますが)

このような流れがクールジャパンの一翼を担っているのは間違いなく、アーティストのクオリティの向上のための環境作りや、プレス戦略等、ギャラリストを始め、陰で支える人たちの努力を感じざるを得ません。



2005年にスタートしたアートフェア東京は、年々成長を遂げ、2007年には総売上で前年比の5倍、10億円の実績を残し、2008年のフェアには前年の2倍以上の応募が殺到。今や日本最大級のアートフェアとなり、その流れが日本各地に広がっています。ART OSAKAもそのひとつというわけです。

他にも丸の内で「アートアワードトーキョー」があったり、各地でビエンナーレやトリエンナーレが開催されたりと、日本のアートシーンはにわかに活気づいている。神戸でも神戸ビエンナーレや六甲アートウォークなどが開催されています。特に神戸ビエンナーレは、2年に1回開催される関西最大級のアートフェスティバル。今年は、アートを楽しむ絶好の機会といえます。

わけのわからない現代アート作品にも、アーティストはもちろんコレクターやギャラリスト、オークションといった流れが存在し、複雑に絡みあっていると考えたら、今までより少し違った角度からアートを見て、楽しむことができるかもしれません。神戸ビエンナーレの開催に合わせて、メリケンパークオリエンタルホテルで神戸アートマルシェというアートフェアも開催されます。

食欲やスポーツもいいけど、この秋は、アートもいいんじゃないでしょうか。



余談ですが、海外の有名アートフェアでは大手銀行が大スポンサーとしてフェアの開催を支えているらしく、マイアミで行われるアートバーゼルでは、1泊10万ユーロ以上するスイートが満室になり、空港は自家用ジェットが数百機も集まり、1点数億から数十億の作品が右から左へと売れていくそうです。なぜなら、海外の有名アートフェアは、投資目的で世界中の金持ちが一同に会する盛大なイベントだそうで、そりゃスポンサーにもメリットがあるはずです。アートだけでなく異業種を含めた経済波及効果は凄まじいことになっているんでしょうね。
アートビジネスの力おそるべしです。

以上、最後までお付き合い頂き有難うございました。



 

 『休日の過ごし方について』     

_SS500_こんにちは、安原です。
みなさん休日はどの様に過ごしていますか?

社会人になり始めた頃は少ない休みを、どう使うか、友人と遊びすぎて月曜日に疲れてたり、逆にゆっくり休もうと思って1日中寝すぎたりと四苦八苦した覚えがあります。最近はペース配分もでき、自分なりに満足した休日を過ごしていると思っています。

今回はその休日をどう過ごすか
「知の休日―退屈な時間をどう遊ぶか」という本を読みました!

この本は、疲れ切った毎日を休日でどうリフレッシュするか。
本やアート、車など…と遊び、アタマとココロに心地よい刺激を与える
新しい緊張感のある休日を提案している、
休日の過ごし方のマニュアル本です。

休日の過ごし方を見直してみようと思います。

あと、この本は最近の読みやすい本とは違い色々な比喩の使い方
で表現されていたので、そういう意味でも勉強になった本でした。

本:知の休日/五木寛之 集英社新書
 

 『ターゲットに物を売るというのは、間違い?』     

_SL500_AA300_こんにちは、SRCの社内販促部門で制作をしている藤本です。

今回僕が選んだ本は、
博報堂ブランドデザイン著
「応援されたくなる企業」の時代
です。



情報過多・供給過多で物が売れなくなり、
マクロ経済では世界の投資家が日本にNoを突きつけている。
さらには、3.11以降、社会的価値観に大きな変化が起きている昨今、
企業というものが、これからどうあるべきか。

それを企業ブランディングの最前線にいる博報堂ブランドデザインチームが、これから企業のあり方って、こうなるんじゃないかと考察する一冊。



~マーケティングが通用しない生活者とどう付き合うか~
これがこの本の中の大きなテーマとなっていて、
ビッグクライアントを抱える、大手広告代理店の実状みたいです。


何故、マーケティングが通用しなくなっているのか?
本書では、こう分析しています。


これまでは商品をPRする際、その商品を利用した日常のシーンのメリット具体的に提示する「この商品を使えば、こんな場面に出会える」という感じ?の「モノからコトへ」という訴求方法が主流だった。今でも主流と思いますが。


ある程度、満たされたレベルに達した顧客に新しい感情面の付加価値の提供ですね。具体的なベネフィットを分かりやすく提案する。
王道であり、基本的なPR方法。



しかし、企業の凌ぎを削る競争の結果、今や、市場には同じようなモノが溢れかえり、的外れ感がただようになってきた。
顧客にとって、企業はモノやサービスをこれでもかと無理やり売ろうとする存在、メリットをもたらす仲間どころか、悪くすれば敵のような存在として捉えられてる現象がおこっていると言っています。



確かに、自分におきかえると、巷では同じようなものが多いし、
何かすごく欲しいわけでもないなあ~なんて思うことも多い。
なんか、目がさらに厳しくなっているというか。。




そしたら、どうしたらええねん?と。
この本では、「ターゲット発想からコミュニティ発想というのがこれからのスタンダードだ!」と力説してます。


というのは、


これまで企業が発信した情報は、
顧客へ一方向に発信していればよかった。
でも、今や顧客は、SNSやインターネットで情報を得たり、
企業が発信した情報を鵜呑みにせずにコミュニティ内の
他のメンバーと確認することが可能になった。
その結果、企業と顧客は上下の関係ではなく、
企業もまたコミュニティメンバーと横並び状態になってきている。
じゃあ、「売らんかな」っていうスタンスより、
顧客との共同体として一緒に歩んでいく。
そんなスタンスじゃないと顧客は付いてこないと言っています。



じゃあ、顧客は何を基準に商品やサービスを選ぶのか?
それは、企業の明確な将来像=ビジョンであるとあります。


ハーレーのようにビジョンやスピリッツに共感し、ファンを獲得する。
ファン自身がコミュニティを作り、企業のヴィジョンを発展していく。
それによって新しいファンが増えていく。

「toCでもなく、fromCでもなくwithCだそうです」。


他に例えるなら、ヴィッセル神戸とかはどうでしょう。
クラブ(企業)のスピリットに、サポーター(顧客)が共感して、
サポーターがさらにヴィッセルのヴィジョンを発展していってると思います。
「お客さん」を「サポーター」という感じが近いのかな。

最近メディアでよく取り上げられている糸井重里の「ほぼ日」なんかも
フラットな姿勢で熱狂的なファンを獲得し成功したケースなんじゃないかなと思います。
糸井重里の著書「ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)」でも
「『BtoC』や『BtoB』じゃなくて『B&C』『B&B』なんじゃないかな」と言ってます。


じゃあ、私たちSRCはどうなんだ?というと、
「兵庫県でもっとも必要とされる企業」「いい街はいい人生でできている」
といった兵庫県に根差したスローガンのもとに、求人やクーポン誌やラジオなどのメディアを通してこのビジョンに共感してもらえるファン作りを行っている。


要するにブランディングってものの大切さに、ますます拍車がかかっているということなんですが、ビジネスの最先端じゃあ、そんなとてつもないことが起こってるんだなあと身につまされる思いです。
 


で、やっと話がタイトルの「ターゲットに物を売るのが間違い」なのか?に戻ります。

僕らが当たり前のように使っている
「ターゲット」を始めとするビジネス用語、
「戦略」は当たり前として、「セグメント」だったり実はほとんどが軍事用語。
言われてみたら、そらそうだと思うんですが、自分はあんまり気にしてませんでした。


本書では、「共に進んでいく仲間で有るはずの顧客に対する言葉じゃない。顧客が、まるで敵であるかのような言葉。」
と説いてます。

考えすぎなんじゃないかな~って思ったりするんですが、
たかが言葉、されど言葉。言霊なんていうくらい、言葉には力があるので、一理あるかなと。

どうですか、これからは、ターゲットの変わりにを「ファン」という言葉を、
セグメントの代わりに「コミュニティグループ」と
使ってみてはいかがでしょうか。
(自分が使いやすいコトバで良い思います)

かなり大風呂敷を広げたような話で、わかりにくいんですが、
ちょっとした用語に気を使ったり、会社のビジョンを頭の片隅にでも意識しながら仕事に取り組む。
企業のヴィジョンを社員が体現していく。
これからのビジネスパーソンとして大切な事なんじゃないかなと思う次第であります。


長々とすいません。最後までお読み頂き、有難うございます。
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