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仕事のヒントの記事一覧

 

 『ジャガイモの皮』     


1106040766「黙って3年はジャガイモの皮をむけ!」


新入社員として入社したあなたがそう言われたら、
どうしますか?

こんにちは。
HR営業部の石黒です。
冒頭から何だ???とお思いかもしれませんね。



転職雑誌『B-ing』(リクルート/休刊中)の、元編集長・田中和彦さんが著した『入社3年目までの習慣で、人生の7割は決まる-あの時の僕に伝えたかった30の言葉-』の中で紹介されている、定型的な業務の積み重ねでしか得られないスキルや能力がある、という例え話です。


調理場の世界では、修行が始まると、
まずはジャガイモの皮を3年間むき続けるような指示をされることがあるようですが、ジャガイモの皮を3年もむいていると、どの季節の、どの地域で採れたジャガイモが一番おいしいのか、手にしただけで分かるようになるそうです。


調理の世界に限らず、どんな仕事でも、だいたい入社後の3年間に、
その後の社会人生活を大きく左右する「基礎」ができ上がると思いませんか?とにかくガムシャラにやり続けた、その先にしか見えないものがありますよね。でも、入社時にそんなことは分かりません。


冒頭のような言葉を投げ掛けられたらきっと、
「3年もやってられるか!」
「やりたいことができないなら辞めよう!」
などと、反発してしまうに違いありません。


そんな若手の頃に聞きたかった30の言葉が、この本には書かれていて、
今読んでみると、なるほど、非常に納得感があります。



例えばこんな言葉。



「やりたいこと」の前に、
「やるべきこと」を全うし、
「やれること」の基礎を築け。




社会人の始めは、誰しも色んな期待を抱いて入社しています。
大口顧客を担当するぞ!とか、ヒット商品を作るぞ!とか、「やりたいこと」で頭がいっぱいです。

でも、そんなことが本当にできるようになるのは、
それこそ4年目からでしょう。
「やるべきこと」(Misson)の積み重ねが、
その人の「やれること」(Value)となり、
「やりたいこと」(Vision)を自分の裁量でできるようになるのです。



私の部署では、日本最大の転職者データベースを使った中途採用を支援するサービスがありますが、
「以前の職場では、やりたいことができなかったので、転職しました」
という人が、いますが、そういう人に限って、そもそも「やるべきこと」を放棄してきていたり、「やりたいこと」が、「やれること」になっていない場合がありますね。


しかし、今、改めて自分の胸に手を当ててみます。
苦手意識から、遠ざけている仕事はないか?
「自分のやるべきことじゃない」と決め込んで手をつけていない仕事はないか?


色々と考えさせられる一冊でした。
皆さんも、若手に読ませるだけではなく、
ぜひ自分自身への問いかけとしても読んでみてください。
 

 憂鬱でなければ仕事じゃない     


41pBvw6pB8L__SS400_リクルーティング事業部の青山です。


今回ご紹介する本は
「憂鬱でなければ仕事じゃない」

見城徹、藤田晋共著(講談社)です。



著者である見城氏、藤田氏はご存知の通り一流の仕事師。

見城さんは角川書店の取締役の地位を捨て、一から
「幻冬舎」を立ち上げ成功をおさめた方。
藤田さんは当時最年少26歳で東証マザーズに上場した
「サイバーエージェント」の代表。


そんな2人が
「人としての基本」「自分を鍛えるための心構え」
「仕事のおもしろさ奥深さ」等のテーマに沿って
それぞれの考えを述べています。



本のタイトルにある「憂鬱じゃなければ・・・」は
見城さんの言葉。
この言葉を藤田さんが
ツイッターでつぶやいたところ
多くの賛同があり、
書籍化することになったようです。


「仕事がうまくいかなくて憂鬱だ・・」と嘆いている社員に
対して見城さんは
「君は身体を張ったのかい?」と問いています。


憂鬱であるからこそ、身体を張って、リスクを引き受け、

憂鬱であるからこそ、いくつになっても血の滲むような
努力をする。
これが生きていく上で、仕事をしていく上で
何よりも大事であると。


「努力」という言葉はビジネスの世界において
最近死語になりつつあります。
終身雇用は終わり、
成果主義、実力主義が主となる今日、
不況も手伝って
無駄を省くことが多くなっていき、
人と人との付き合いが
どことなくドライになっている事も多いと思われます。


しかし「仕事」は人間的で泥臭さく、
ほとんどは上手くいかないことが多いもの。
そこを「勝ち」にいくため悩み、考え、戦略を導き
ぶつかりにいく。


「自分は仕事に対して身体を張って闘っているのか?」

そんな事を改めて思い起こしてくれる一冊です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『決めてやりきるチカラ』     

_SS500_皆さま、こんにちわ。諏訪です。
いきなりですが、

「私が7歳のとき、父が母を殺しました…」

本書の題名とは裏腹に、何とも衝撃的な言葉の帯がついていて、
最初はつられてつい読んでしまったという感じでした。


そんな今回ご紹介した本がこちら。
「1063人の収入を60日で41%アップさせた目標達成する技術」
著:マイケル・ボルダック 訳:堀江信宏 フォレスト出版


2年位前に初めて読んで、内容もすごく簡単ですぐ読めるので、
結構ボロボロになるくらい何回も読んでいます。
頑張ってるのになかなか結果が出せなくてしんどい時や、
自信をなくしかけている時に、自信を取り戻させてくれる本です。
個人的には、「読んだら経目達成できる本」と呼んでいます(笑)。
こんなんでホンマに収入上がるんか?と思われる方に、
是非オススメです。

内容としては、
「目標達成をするには80%が心理面、わずか20%が方法論。」ということです。

何かスランプになると、優れたスキルとかテクニックとかを求めがちになるのですが、それよりも、まずは自分を行動へと駆り立てる心理面を作ることが大事なのだそうです。どんなに知識やスキルがあっても、それを発揮するキモチがなかったら、決してうまくいきません。

逆に心理面さえできていれば、結局やり方は何とでもなるんですって。

たとえ今は自分に結果が出ていなくても、
劣等感を感じたり、悲観したりする程のことではなく、
これから決断さえすれば、必ず目標達成できるということです。
何事においても、何か自分で腹を決めれてる人って、輝いていますよね。

この本を自分なりに解釈し、
考えついた言葉があります。今もなお実践しています。


意志が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、結果が変わる。
結果が変われば、周囲の評価が変わる。


周囲の評価が変わることで、きっと収入も自分の人生も変わっていくのだと思います。この本を読んで、僕も少しインセンがアップしたと思います(笑)。

最後までお読み頂き、有難うございます。
 

 『Encouragement Changes Everything!』     

_SS500_皆さま、こんにちわ。今回で2回目登場の諏訪です。

最近、「メンター」という言葉がすごく気になります。

メンターとは、助言者や指導者のことで、本人の自発的・自律的な発達を促す人という意味なのだそうです。

個人的には「人間的魅力、リーダーシップ、知識、経験、励まし力」を持ち合わせた人のことだと捉えています。

そして今回ご紹介したい1冊がコチラ、
「Encouragement Changes Everything
(励ましの言葉が人を驚くほど変える)」 ジョン・C・マクスウェル著

アメリカのリーダーシップ論の第一人者と言われるマクスウェル氏は、
世界一のメンターとも評されています。
アメリカでも日本でも、ビジネスや人材育成における根本は
同じなのだと感じました。
今の自分が共感すべき点、学ぶ点、改善すべき点がたくさん発見できます。考え方がすごく好きで、マクスウェル氏の著書を立て続けに3冊読みました。

今回の著書ですが、
自身の体験談や著名人の言葉や話などを引用して
「人間としてどうあるべきか。リーダーとしてどうあるべきか。」が記されています。
ビジネスやスポーツや日常生活でのいろいろな周囲の人との関わり合いの中で、どうあるべきか。非常に興味深い内容がたくさんあります。
冒頭から思わずグッと熱くなる物語があって、読むと超前向きで心が温かくなれる1冊です。

「人は、励まされることで、より大きな成果を出す」
今までの人生で大きな成果や感動的な成果を出した経験には、
必ずそれを信じて応援し続けてくれた人がそばにいます。
家族や友達や上司や先輩や同期やチームメイト…などなど。
皆さんにも、きっと思い浮かぶ人がいますよね。

この本で、僕が一番お気に入りの言葉が、

「自分を元気にする最高の方法は、
他のすべての人を元気にすることだ」 です。

仕事もプライベートもいつもそんな人間でありたいと思っています。
発する言葉や意識を少し変えるだけで目の前の景色が変わり、
コトバには人生を変えるくらいの大きなチカラがあるとすごく感じています。

先日、日本中が感動したなでしこJAPANの澤選手の名言、
「苦しいときは私の背中を見なさい。」
男でもなかなか言えない、男前なコトバですね。
僕もこんな風に一言で、人を惹きつけたり、チームを鼓舞したりできるようになりたいと思います。
そのために、普段からのコミュニケーションや励まし力を
なおいっそう鍛えていきたいと思います。

最後までお読み頂き、有難うございます。
 

 『いいアイデアは考えるな』     

_SL500_AA300_朝の通勤電車の中、傍から見れば死にそうな顔をして窓際に立っている日が週に3日はあります。

制作グループの久保と申します。
職務は求人広告の企画と制作。広告表現のアイデア出しを生業としていますので、煮詰まると上記のような状態になることももはや日常になった、今年8年目・32歳でございます。

僕ようなの仕事にかかわらず「アイデア」というのはどんな仕事でも必要ですよね。取材でお客様の会社を伺う機会も多いのですが、例えば、一般的に「ルーチンワーク」と認識されている業務の中にも実によく考えられたアイデアによってルーチンがつくられている。目から鱗の「深い仕事」に出会うことも多々あります。ただ、そのアイデア。「期限」「納期」という制約がつくだけで「プレッシャー」という名のモンスターに変貌する。皆さんもアイデア出しを求められた時、こんな気持ちになったことは1度や2度はおありだと思います。僕は週3ですから、毎日がモンスターハンターです。

今回はそんなアイデア欠乏症の僕がすがる思いで出会った本のご紹介。
「いいアイデアは考えるな」(著・柳澤大輔)

「面白法人カヤック」(http://www.kayac.com)ってご存知でしょうか。著者の柳澤氏が代表を務めるWEB制作会社です。ここ数年の国内外のWEB広告賞を獲りまくっていることでかなり有名になりました。そんな会社の代表のアイデア出しノウハウ本。

氏いわく
「すごいアイデアを考えようとしてはいけない」のだそうです。
「質より量」「すごくないアイデア、くだらない、バカみたいなアイデアでもいいからとにかく出せ」と。

なぜなら、

「10日かかってやっとひねり出した1本のアイデアは、3日で10本考えたアイデアの中に含まれている」

だからだそうです。

「量をこなせ」といった根性論ではなく、言われてみれば確かにそうかも、な理論です。

さらに、

「ピカソは生涯2万点以上の絵を描いた」
「バッハは少なくとも週1回は作曲していた」
「トーマスエジソンの死後、アイデアメモがぎっしりかかれた3500冊
 あまりのノートが発見された」

と著名人の例が語る通り、「すごいアイデア」を出している人は、その何倍も「すごくないアイデア」を出しています。

そういえば、脳科学者の池谷祐二氏が言っていた医学的根拠に基づいたされた言葉を思い出します。

「やりはじめないとやる気は出ません。脳の側坐核が活動するとやる気が出るのですが、側坐核は何かをやりはじめないと活動しないので。」だそうです。

ダメ押しに、

「まじめくさった人はたいした考えをもっていない。アイデアいっぱいの人は決して深刻にならない。」

フランスの詩人ポール・ヴァレリーなど、多くの著名な本からの引用が多く、気づきも多いです。


つまるところ、「アイデア」は方法論や「センス」ではなく「行動」や「心持ち」から生まれるということ。

ノウハウ本というより啓発本にも近い内容でした。もちろんカヤックで実践されているブレストなど具体的な方法論もありましたが、僕が個人的に触発されたのはやはり、氏の人生観と考え方。

結局は、いかにポジティブに面白がれるのか、なのだと。

「アイデアをたくさん出せるようになれば人生に行き詰まらずにすむ」

と断言されています。

というわけで、週3で死相を出しているヒマがあったらバカになってアイデアを出し続けるように改めようかと思います。

皆さんも悩み多きビジネスパーソンとして行き詰まりを感じられた時は、ぜひこの本を。おすすめです。

「ポジティブに、前向きになるために必要なのは、性格を変えることではなく、アイデアをたくさん思いつけるようになるノウハウなのです。」なんですって。
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