ビジネス書評の記事一覧
2012年10月01日
「黙って3年はジャガイモの皮をむけ!」
新入社員として入社したあなたがそう言われたら、
どうしますか?
こんにちは。
HR営業部の石黒です。
冒頭から何だ???とお思いかもしれませんね。
転職雑誌『B-ing』(リクルート/休刊中)の、元編集長・田中和彦さんが著した『入社3年目までの習慣で、人生の7割は決まる-あの時の僕に伝えたかった30の言葉-』の中で紹介されている、定型的な業務の積み重ねでしか得られないスキルや能力がある、という例え話です。
調理場の世界では、修行が始まると、
まずはジャガイモの皮を3年間むき続けるような指示をされることがあるようですが、ジャガイモの皮を3年もむいていると、どの季節の、どの地域で採れたジャガイモが一番おいしいのか、手にしただけで分かるようになるそうです。
調理の世界に限らず、どんな仕事でも、だいたい入社後の3年間に、
その後の社会人生活を大きく左右する「基礎」ができ上がると思いませんか?とにかくガムシャラにやり続けた、その先にしか見えないものがありますよね。でも、入社時にそんなことは分かりません。
冒頭のような言葉を投げ掛けられたらきっと、
「3年もやってられるか!」
「やりたいことができないなら辞めよう!」
などと、反発してしまうに違いありません。
そんな若手の頃に聞きたかった30の言葉が、この本には書かれていて、
今読んでみると、なるほど、非常に納得感があります。
例えばこんな言葉。
「やりたいこと」の前に、
「やるべきこと」を全うし、
「やれること」の基礎を築け。
社会人の始めは、誰しも色んな期待を抱いて入社しています。
大口顧客を担当するぞ!とか、ヒット商品を作るぞ!とか、「やりたいこと」で頭がいっぱいです。
でも、そんなことが本当にできるようになるのは、
それこそ4年目からでしょう。
「やるべきこと」(Misson)の積み重ねが、
その人の「やれること」(Value)となり、
「やりたいこと」(Vision)を自分の裁量でできるようになるのです。
私の部署では、日本最大の転職者データベースを使った中途採用を支援するサービスがありますが、
「以前の職場では、やりたいことができなかったので、転職しました」
という人が、いますが、そういう人に限って、そもそも「やるべきこと」を放棄してきていたり、「やりたいこと」が、「やれること」になっていない場合がありますね。
しかし、今、改めて自分の胸に手を当ててみます。
苦手意識から、遠ざけている仕事はないか?
「自分のやるべきことじゃない」と決め込んで手をつけていない仕事はないか?
色々と考えさせられる一冊でした。
皆さんも、若手に読ませるだけではなく、
ぜひ自分自身への問いかけとしても読んでみてください。
2012年10月01日
突然ですが、「お金持ちになりたい」と思いませんか?
気持ちの強い・弱いはあると思いますが誰しも思った事があると思います。
でもどうやったらいいの?
自分には才能がない…
なんて、諦めてしまう方が大半ではないでしょうか。
「金持ち父さん貧乏父さん」
この本は、投資家であるロバート・キヨサキが著する、お金の哲学を教えてくれる本です。
反体制よりな内容なので、鵜呑みにしすぎてしまうと、どうかと思う部分もありますが、なるほど~と思う部分も多いです。
「いつかはお金持ちに…。」
なんて考えている方には、ちょっとした刺激になるんではないでしょうか。
お金持ちになりたいのであれば、本当の意味での資産をてにいれる為に自分に与えられた時間を存分に割いていかなければいけない。
お金の為に働くんではなく、お金を自分の為に働かせなければいけない。
簡単に言うとそんな内容です。
今、自分が得ているお金をいかに使うか、その順番や考え方、そこがお金持ちとそうでない人の分かれ道であると言うことが、ロバートが少年の頃の体験を元に描かれています。
一番大事なのは、周りに流されず、必要な事を見定めて一生懸命努力する。この場合は「お金に関する知識」を知っているか知らないか。お金持ちになりたいなら勉強をしなさいと言う事なんですが、改めて何でも楽な道はないな~と考えさせられました。
何でも一緒ですよね、最初から全部できるひとなんていません。
興味があること、責任を与えられていることは、何が必要かをしっかり見定めて失敗しても諦めずにやり続けていかないといけません。
一つずつ着実に決めた目標に対して自分を信じて進み続ける。
それが大事ですね。
一度読んでみて下さい。
お金持ちになれるかもしれませんよ(笑)
2012年04月25日
リクルーティング事業部の青山です。
今回ご紹介する本は 見城徹、藤田晋共著(講談社)です。 見城さんは角川書店の取締役の地位を捨て、一から そんな2人が 「仕事がうまくいかなくて憂鬱だ・・」と嘆いている社員に 憂鬱であるからこそ、身体を張って、リスクを引き受け、 憂鬱であるからこそ、いくつになっても血の滲むような 「努力」という言葉はビジネスの世界において しかし「仕事」は人間的で泥臭さく、 「自分は仕事に対して身体を張って闘っているのか?」 そんな事を改めて思い起こしてくれる一冊です。
「憂鬱でなければ仕事じゃない」
著者である見城氏、藤田氏はご存知の通り一流の仕事師。
「幻冬舎」を立ち上げ成功をおさめた方。
藤田さんは当時最年少26歳で東証マザーズに上場した
「サイバーエージェント」の代表。
「人としての基本」「自分を鍛えるための心構え」
「仕事のおもしろさ奥深さ」等のテーマに沿って
それぞれの考えを述べています。
本のタイトルにある「憂鬱じゃなければ・・・」は
見城さんの言葉。この言葉を藤田さんが
ツイッターでつぶやいたところ多くの賛同があり、
書籍化することになったようです。
対して見城さんは「君は身体を張ったのかい?」と問いています。
努力をする。これが生きていく上で、仕事をしていく上で
何よりも大事であると。
最近死語になりつつあります。終身雇用は終わり、
成果主義、実力主義が主となる今日、不況も手伝って
無駄を省くことが多くなっていき、人と人との付き合いが
どことなくドライになっている事も多いと思われます。
ほとんどは上手くいかないことが多いもの。
そこを「勝ち」にいくため悩み、考え、戦略を導き
ぶつかりにいく。
2011年09月13日
皆さま、こんにちわ。諏訪です。
いきなりですが、
「私が7歳のとき、父が母を殺しました…」
本書の題名とは裏腹に、何とも衝撃的な言葉の帯がついていて、
最初はつられてつい読んでしまったという感じでした。
そんな今回ご紹介した本がこちら。
「1063人の収入を60日で41%アップさせた目標達成する技術」
著:マイケル・ボルダック 訳:堀江信宏 フォレスト出版
2年位前に初めて読んで、内容もすごく簡単ですぐ読めるので、
結構ボロボロになるくらい何回も読んでいます。
頑張ってるのになかなか結果が出せなくてしんどい時や、
自信をなくしかけている時に、自信を取り戻させてくれる本です。
個人的には、「読んだら経目達成できる本」と呼んでいます(笑)。
こんなんでホンマに収入上がるんか?と思われる方に、
是非オススメです。
内容としては、
「目標達成をするには80%が心理面、わずか20%が方法論。」ということです。
何かスランプになると、優れたスキルとかテクニックとかを求めがちになるのですが、それよりも、まずは自分を行動へと駆り立てる心理面を作ることが大事なのだそうです。どんなに知識やスキルがあっても、それを発揮するキモチがなかったら、決してうまくいきません。
逆に心理面さえできていれば、結局やり方は何とでもなるんですって。
たとえ今は自分に結果が出ていなくても、
劣等感を感じたり、悲観したりする程のことではなく、
これから決断さえすれば、必ず目標達成できるということです。
何事においても、何か自分で腹を決めれてる人って、輝いていますよね。
この本を自分なりに解釈し、
考えついた言葉があります。今もなお実践しています。
意志が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、結果が変わる。
結果が変われば、周囲の評価が変わる。
周囲の評価が変わることで、きっと収入も自分の人生も変わっていくのだと思います。この本を読んで、僕も少しインセンがアップしたと思います(笑)。
最後までお読み頂き、有難うございます。
いきなりですが、
「私が7歳のとき、父が母を殺しました…」
本書の題名とは裏腹に、何とも衝撃的な言葉の帯がついていて、
最初はつられてつい読んでしまったという感じでした。
そんな今回ご紹介した本がこちら。
「1063人の収入を60日で41%アップさせた目標達成する技術」
著:マイケル・ボルダック 訳:堀江信宏 フォレスト出版
2年位前に初めて読んで、内容もすごく簡単ですぐ読めるので、
結構ボロボロになるくらい何回も読んでいます。
頑張ってるのになかなか結果が出せなくてしんどい時や、
自信をなくしかけている時に、自信を取り戻させてくれる本です。
個人的には、「読んだら経目達成できる本」と呼んでいます(笑)。
こんなんでホンマに収入上がるんか?と思われる方に、
是非オススメです。
内容としては、
「目標達成をするには80%が心理面、わずか20%が方法論。」ということです。
何かスランプになると、優れたスキルとかテクニックとかを求めがちになるのですが、それよりも、まずは自分を行動へと駆り立てる心理面を作ることが大事なのだそうです。どんなに知識やスキルがあっても、それを発揮するキモチがなかったら、決してうまくいきません。
逆に心理面さえできていれば、結局やり方は何とでもなるんですって。
たとえ今は自分に結果が出ていなくても、
劣等感を感じたり、悲観したりする程のことではなく、
これから決断さえすれば、必ず目標達成できるということです。
何事においても、何か自分で腹を決めれてる人って、輝いていますよね。
この本を自分なりに解釈し、
考えついた言葉があります。今もなお実践しています。
意志が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、結果が変わる。
結果が変われば、周囲の評価が変わる。
周囲の評価が変わることで、きっと収入も自分の人生も変わっていくのだと思います。この本を読んで、僕も少しインセンがアップしたと思います(笑)。
最後までお読み頂き、有難うございます。
2011年08月24日
こんにちは、SRCの社内販促部門で制作をしている藤本です。
今回僕が選んだ本は、
博報堂ブランドデザイン著
「応援されたくなる企業」の時代
です。
情報過多・供給過多で物が売れなくなり、
マクロ経済では世界の投資家が日本にNoを突きつけている。
さらには、3.11以降、社会的価値観に大きな変化が起きている昨今、
企業というものが、これからどうあるべきか。
それを企業ブランディングの最前線にいる博報堂ブランドデザインチームが、これから企業のあり方って、こうなるんじゃないかと考察する一冊。
~マーケティングが通用しない生活者とどう付き合うか~
これがこの本の中の大きなテーマとなっていて、
ビッグクライアントを抱える、大手広告代理店の実状みたいです。
何故、マーケティングが通用しなくなっているのか?
本書では、こう分析しています。
これまでは商品をPRする際、その商品を利用した日常のシーンのメリット具体的に提示する「この商品を使えば、こんな場面に出会える」という感じ?の「モノからコトへ」という訴求方法が主流だった。今でも主流と思いますが。
ある程度、満たされたレベルに達した顧客に新しい感情面の付加価値の提供ですね。具体的なベネフィットを分かりやすく提案する。
王道であり、基本的なPR方法。
しかし、企業の凌ぎを削る競争の結果、今や、市場には同じようなモノが溢れかえり、的外れ感がただようになってきた。
顧客にとって、企業はモノやサービスをこれでもかと無理やり売ろうとする存在、メリットをもたらす仲間どころか、悪くすれば敵のような存在として捉えられてる現象がおこっていると言っています。
確かに、自分におきかえると、巷では同じようなものが多いし、
何かすごく欲しいわけでもないなあ~なんて思うことも多い。
なんか、目がさらに厳しくなっているというか。。
そしたら、どうしたらええねん?と。
この本では、「ターゲット発想からコミュニティ発想というのがこれからのスタンダードだ!」と力説してます。
というのは、
これまで企業が発信した情報は、
顧客へ一方向に発信していればよかった。
でも、今や顧客は、SNSやインターネットで情報を得たり、
企業が発信した情報を鵜呑みにせずにコミュニティ内の
他のメンバーと確認することが可能になった。
その結果、企業と顧客は上下の関係ではなく、
企業もまたコミュニティメンバーと横並び状態になってきている。
じゃあ、「売らんかな」っていうスタンスより、
顧客との共同体として一緒に歩んでいく。
そんなスタンスじゃないと顧客は付いてこないと言っています。
じゃあ、顧客は何を基準に商品やサービスを選ぶのか?
それは、企業の明確な将来像=ビジョンであるとあります。
ハーレーのようにビジョンやスピリッツに共感し、ファンを獲得する。
ファン自身がコミュニティを作り、企業のヴィジョンを発展していく。
それによって新しいファンが増えていく。
「toCでもなく、fromCでもなくwithCだそうです」。
他に例えるなら、ヴィッセル神戸とかはどうでしょう。
クラブ(企業)のスピリットに、サポーター(顧客)が共感して、
サポーターがさらにヴィッセルのヴィジョンを発展していってると思います。
「お客さん」を「サポーター」という感じが近いのかな。
最近メディアでよく取り上げられている糸井重里の「ほぼ日」なんかも
フラットな姿勢で熱狂的なファンを獲得し成功したケースなんじゃないかなと思います。
糸井重里の著書「ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)」でも
「『BtoC』や『BtoB』じゃなくて『B&C』『B&B』なんじゃないかな」と言ってます。
じゃあ、私たちSRCはどうなんだ?というと、
「兵庫県でもっとも必要とされる企業」「いい街はいい人生でできている」
といった兵庫県に根差したスローガンのもとに、求人やクーポン誌やラジオなどのメディアを通してこのビジョンに共感してもらえるファン作りを行っている。
要するにブランディングってものの大切さに、ますます拍車がかかっているということなんですが、ビジネスの最先端じゃあ、そんなとてつもないことが起こってるんだなあと身につまされる思いです。
で、やっと話がタイトルの「ターゲットに物を売るのが間違い」なのか?に戻ります。
僕らが当たり前のように使っている
「ターゲット」を始めとするビジネス用語、
「戦略」は当たり前として、「セグメント」だったり実はほとんどが軍事用語。
言われてみたら、そらそうだと思うんですが、自分はあんまり気にしてませんでした。
本書では、「共に進んでいく仲間で有るはずの顧客に対する言葉じゃない。顧客が、まるで敵であるかのような言葉。」
と説いてます。
考えすぎなんじゃないかな~って思ったりするんですが、
たかが言葉、されど言葉。言霊なんていうくらい、言葉には力があるので、一理あるかなと。
どうですか、これからは、ターゲットの変わりにを「ファン」という言葉を、
セグメントの代わりに「コミュニティグループ」と
使ってみてはいかがでしょうか。
(自分が使いやすいコトバで良い思います)
かなり大風呂敷を広げたような話で、わかりにくいんですが、
ちょっとした用語に気を使ったり、会社のビジョンを頭の片隅にでも意識しながら仕事に取り組む。
企業のヴィジョンを社員が体現していく。
これからのビジネスパーソンとして大切な事なんじゃないかなと思う次第であります。
長々とすいません。最後までお読み頂き、有難うございます。
今回僕が選んだ本は、
博報堂ブランドデザイン著
「応援されたくなる企業」の時代
です。
情報過多・供給過多で物が売れなくなり、
マクロ経済では世界の投資家が日本にNoを突きつけている。
さらには、3.11以降、社会的価値観に大きな変化が起きている昨今、
企業というものが、これからどうあるべきか。
それを企業ブランディングの最前線にいる博報堂ブランドデザインチームが、これから企業のあり方って、こうなるんじゃないかと考察する一冊。
~マーケティングが通用しない生活者とどう付き合うか~
これがこの本の中の大きなテーマとなっていて、
ビッグクライアントを抱える、大手広告代理店の実状みたいです。
何故、マーケティングが通用しなくなっているのか?
本書では、こう分析しています。
これまでは商品をPRする際、その商品を利用した日常のシーンのメリット具体的に提示する「この商品を使えば、こんな場面に出会える」という感じ?の「モノからコトへ」という訴求方法が主流だった。今でも主流と思いますが。
ある程度、満たされたレベルに達した顧客に新しい感情面の付加価値の提供ですね。具体的なベネフィットを分かりやすく提案する。
王道であり、基本的なPR方法。
しかし、企業の凌ぎを削る競争の結果、今や、市場には同じようなモノが溢れかえり、的外れ感がただようになってきた。
顧客にとって、企業はモノやサービスをこれでもかと無理やり売ろうとする存在、メリットをもたらす仲間どころか、悪くすれば敵のような存在として捉えられてる現象がおこっていると言っています。
確かに、自分におきかえると、巷では同じようなものが多いし、
何かすごく欲しいわけでもないなあ~なんて思うことも多い。
なんか、目がさらに厳しくなっているというか。。
そしたら、どうしたらええねん?と。
この本では、「ターゲット発想からコミュニティ発想というのがこれからのスタンダードだ!」と力説してます。
というのは、
これまで企業が発信した情報は、
顧客へ一方向に発信していればよかった。
でも、今や顧客は、SNSやインターネットで情報を得たり、
企業が発信した情報を鵜呑みにせずにコミュニティ内の
他のメンバーと確認することが可能になった。
その結果、企業と顧客は上下の関係ではなく、
企業もまたコミュニティメンバーと横並び状態になってきている。
じゃあ、「売らんかな」っていうスタンスより、
顧客との共同体として一緒に歩んでいく。
そんなスタンスじゃないと顧客は付いてこないと言っています。
じゃあ、顧客は何を基準に商品やサービスを選ぶのか?
それは、企業の明確な将来像=ビジョンであるとあります。
ハーレーのようにビジョンやスピリッツに共感し、ファンを獲得する。
ファン自身がコミュニティを作り、企業のヴィジョンを発展していく。
それによって新しいファンが増えていく。
「toCでもなく、fromCでもなくwithCだそうです」。
他に例えるなら、ヴィッセル神戸とかはどうでしょう。
クラブ(企業)のスピリットに、サポーター(顧客)が共感して、
サポーターがさらにヴィッセルのヴィジョンを発展していってると思います。
「お客さん」を「サポーター」という感じが近いのかな。
最近メディアでよく取り上げられている糸井重里の「ほぼ日」なんかも
フラットな姿勢で熱狂的なファンを獲得し成功したケースなんじゃないかなと思います。
糸井重里の著書「ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)」でも
「『BtoC』や『BtoB』じゃなくて『B&C』『B&B』なんじゃないかな」と言ってます。
じゃあ、私たちSRCはどうなんだ?というと、
「兵庫県でもっとも必要とされる企業」「いい街はいい人生でできている」
といった兵庫県に根差したスローガンのもとに、求人やクーポン誌やラジオなどのメディアを通してこのビジョンに共感してもらえるファン作りを行っている。
要するにブランディングってものの大切さに、ますます拍車がかかっているということなんですが、ビジネスの最先端じゃあ、そんなとてつもないことが起こってるんだなあと身につまされる思いです。
で、やっと話がタイトルの「ターゲットに物を売るのが間違い」なのか?に戻ります。
僕らが当たり前のように使っている
「ターゲット」を始めとするビジネス用語、
「戦略」は当たり前として、「セグメント」だったり実はほとんどが軍事用語。
言われてみたら、そらそうだと思うんですが、自分はあんまり気にしてませんでした。
本書では、「共に進んでいく仲間で有るはずの顧客に対する言葉じゃない。顧客が、まるで敵であるかのような言葉。」
と説いてます。
考えすぎなんじゃないかな~って思ったりするんですが、
たかが言葉、されど言葉。言霊なんていうくらい、言葉には力があるので、一理あるかなと。
どうですか、これからは、ターゲットの変わりにを「ファン」という言葉を、
セグメントの代わりに「コミュニティグループ」と
使ってみてはいかがでしょうか。
(自分が使いやすいコトバで良い思います)
かなり大風呂敷を広げたような話で、わかりにくいんですが、
ちょっとした用語に気を使ったり、会社のビジョンを頭の片隅にでも意識しながら仕事に取り組む。
企業のヴィジョンを社員が体現していく。
これからのビジネスパーソンとして大切な事なんじゃないかなと思う次第であります。
長々とすいません。最後までお読み頂き、有難うございます。