ある雨の日のこと。
姫路エリアの営業青木は、
ツイていました。
朝出勤して、喫茶店のお客様の下へアポイントメントへ。
お客様との商談も順調に進み、

「ウチのモーニング、食べてく?」

と、うれしいお言葉。
アルバイト募集などで飲食店へ商談に行くと、
メニューをご馳走していただくこともあります。



そしてお昼。今度は地元のラーメン屋へ。
付き合いが長いお客様だったので、
もしかしたら・・・と思うと、

「ラーメン食べていき」

と、朝に続いてまたご馳走に。
「今日はついているな」
と、午後の営業も疲れ知らずです。



夕方今度はお弁当屋さんのアポへ。
「流石に、晩御飯までは贅沢かな・・・」
と思いつつ商談を終えると、

「そういえば、新作の弁当があるんだけれどよければ・・・」

と、新作を大量にもらってしまった青木。

さて、こうなると調子に乗ってくるもので、
「最後に、食後のコーヒーが欲しいな」
と思い始めました。



その日最後のアポは、建築現場の親方。
「いやー、今日は暑いですねー、喉が渇きますねー」
と大げさにアピールしてみると、
「なんか様子が変やな、なんなんや?」
と、親方からも不審に思われてしまいました。

「いや、実はかくかくしかじかで・・・」

驚くことに、正直に1日の出来事と、
コーヒーがほしいことをお客様に言った青木!
 
ですが、そこは日ごろの青木の行いが良かったからでしょうか。

「しゃーないなー、そこの自販機で買ってき」

と、ついにコーヒーまでお客様にご馳走になりました。

もちろん、このようなことは滅多にありません。
青木が日々お客様と良い関係を築いているからこその、
奇跡的なフルコースの1日でした。

こーひー