41pBvw6pB8L__SS400_リクルーティング事業部の青山です。


今回ご紹介する本は
「憂鬱でなければ仕事じゃない」

見城徹、藤田晋共著(講談社)です。



著者である見城氏、藤田氏はご存知の通り一流の仕事師。

見城さんは角川書店の取締役の地位を捨て、一から
「幻冬舎」を立ち上げ成功をおさめた方。
藤田さんは当時最年少26歳で東証マザーズに上場した
「サイバーエージェント」の代表。


そんな2人が
「人としての基本」「自分を鍛えるための心構え」
「仕事のおもしろさ奥深さ」等のテーマに沿って
それぞれの考えを述べています。



本のタイトルにある「憂鬱じゃなければ・・・」は
見城さんの言葉。
この言葉を藤田さんが
ツイッターでつぶやいたところ
多くの賛同があり、
書籍化することになったようです。


「仕事がうまくいかなくて憂鬱だ・・」と嘆いている社員に
対して見城さんは
「君は身体を張ったのかい?」と問いています。


憂鬱であるからこそ、身体を張って、リスクを引き受け、

憂鬱であるからこそ、いくつになっても血の滲むような
努力をする。
これが生きていく上で、仕事をしていく上で
何よりも大事であると。


「努力」という言葉はビジネスの世界において
最近死語になりつつあります。
終身雇用は終わり、
成果主義、実力主義が主となる今日、
不況も手伝って
無駄を省くことが多くなっていき、
人と人との付き合いが
どことなくドライになっている事も多いと思われます。


しかし「仕事」は人間的で泥臭さく、
ほとんどは上手くいかないことが多いもの。
そこを「勝ち」にいくため悩み、考え、戦略を導き
ぶつかりにいく。


「自分は仕事に対して身体を張って闘っているのか?」

そんな事を改めて思い起こしてくれる一冊です。