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2011年09月の記事一覧

 

 『「通貨」を知れば世界が読める』     

09_
リクルーティングの岡村淳史と申します。

みなさんにご紹介したい本は、

『「通貨」を知れば世界が読める』 浜矩子著、PHPビジネス新書


みなさんが、この文章を読んでいる時は、1ドル何円でしょうか?
ちなみに、僕がこの文章を書いている時は1ドル76円54銭です。
ご存知のように、1ドルが何円というのは日々、為替市場で取り引きされる為替相場で決まります。

今から40年前までは、1ドル360円と相場が決まっていました。
1ドル360円といえば、現在の円の価値と比べて5倍近く円の価値が安い時代です。

つまり、円安の時代です。
円の価値が安いので、日本から商品を輸出する時には、100ドルの商品を売った場合、3万6000円で売ることができた時代です。

しかし、現在では、40年前と比べて円の価値が1ドル約76円と5倍近く高くなっています。

つまり、円高の時代です。
同じ100ドルの商品を売ったとしても約7,600円でしか売ることができません。

日本で作った商品を外国に輸出して売るという経済システムで経済大国になった日本では、現在のような円高の状況が続くと、国内の産業にとっては大きな痛手です。

人件費の高い日本で商品を作らなくても、人件費の安い海外で商品を作った方がいいと考えて、すでに多くの企業が海外で商品を作り始めています。

政府はいろいろ対策を立てて、このような円高の状況を何とか食い止めようとしていますが、なかなか円安の状況にはなりません。

そのような円高の時代のさなかに、著者の浜さんは、

『1ドル50円」という「まさか」は必ず起こる』

と主張します。

この円高の時代に、さらに、円が30円近く高くなるなんて信じられない主張です。

その他にも、
『「リーマン・ショックもまた、円によってもたらされた』
『実は円が世界を動かしていた』
『円は世界初の隠れ基軸通貨』

・・・等、驚くような主張がずらりと並びます。

浜さんが主張するような『1ドル50円の「まさか」』は必ず起こるのでしょうか?

興味のある方は本書を紐解いてみて下さいね。
 

 『この秋は、アートでいきませんか』     

_SS500_
こんにちは。
SRCの社内販促部門の藤本です。

10月から神戸ビエンナーレが開催されるということで、アートについての本を紹介したいと思います。少し長くなりますが、お付き合い頂けると幸いです。

私事ですが、この夏、ART OSAKAというアートフェアに初めて行きまして、(関西や東京・海外からギャラリーが集まる展示販売のイベント)
「いいな」「欲しいな」と思える作品がすごく多かったことに驚き、さらに、このアートフェアと言われるものが全国の主要都市等で盛んに行われていることを知りました。


そんな経緯があり手に取ったのがこの本、
「現代アートビジネス」
小山登美夫著 アスキー新書

●何故、アンディ・ウォーホールの作品には、80億円もの高値がつくの?
●現代アートはわけがわからない。
●現代アートの値段ってどうやって決まっているの?
などなど、「わかる人だけがわかればいい。。」なんていう近寄りにくい現代アートの世界をビジネスやマーケットの観点から解説してくれる1冊

小山登美夫氏は、「奈良美智や村上隆を世界に売り出した人」という実績を持つ業界ではかなり有名なギャラリストということで、信頼性も高いんではないでしょうか。
(ギャラリストは、ギャラリーを運営しながらアーティストを発掘し世の中に売り出すプロデューサー的な職業)



細かいところは本を読んでもらうとして、
特筆すべきは、「日本は世界屈指のアート需要国である」!?という点。
2006年度、世界の美術展観客動員数データベスト10に、東京の美術館での企画展が5つもランクインしているとのこと。ニューヨークやパリ、ロンドンでもなく東京が、です。
「日本人は世界屈指の美術鑑賞好きな国民」っていうのが驚きじゃないですか。

そういや昔、兵庫県立美術館のゴッホ展に行った時なんか、2・3時間並んで待った記憶がありますし、最近だと、借り暮らしのアリエッティ×種田陽平展も来場者がかなりの数だと聞きました。

そんな美術鑑賞好きの国なんですが、バブルや絵画ブームで痛い目に遭った後遺症で、一時期は、投資的なものとしてのアートが根付くのが難しい状況だったようです。

凄く個人的な意見なんですが、ゴッホやモネ・ダリetc..ブランドが確立されている有名な画家はいいとして、現代アートやギャラリーというとなんか胡散臭い感じがするのは、「バブル期のアート恐怖症」の国民的な刷り込みみたいなものがあるんじゃないか?なんて考えたりします。

しかし近年、国内のオークションハウスがようやく登場し、バブル期のように海外一辺倒の投資ではなく、日本の若いアーティストの作品に投資する人が多くなってきているとのこと。
若いアーティストの作品を買い、何年か経って値段が上がったらオークションハウスで販売。売ったお金でまた若いアーティストの作品を買う。
といった流れが日本でも可能になり、新しいギャラリーが続々とオープンし、ギャラリーが若手アーティストを発掘し売り出す。という良い循環が生まれているみたいで、マーケット層が厚くなりつつあるのは確かだそうです。
ようやくアートビジネスを行う最低限のインフラが整ってきたとこの本では分析しています。
(2007・2008年の好景気時の話なので、現在はまた少し状況が変わっていると思いますが)

このような流れがクールジャパンの一翼を担っているのは間違いなく、アーティストのクオリティの向上のための環境作りや、プレス戦略等、ギャラリストを始め、陰で支える人たちの努力を感じざるを得ません。



2005年にスタートしたアートフェア東京は、年々成長を遂げ、2007年には総売上で前年比の5倍、10億円の実績を残し、2008年のフェアには前年の2倍以上の応募が殺到。今や日本最大級のアートフェアとなり、その流れが日本各地に広がっています。ART OSAKAもそのひとつというわけです。

他にも丸の内で「アートアワードトーキョー」があったり、各地でビエンナーレやトリエンナーレが開催されたりと、日本のアートシーンはにわかに活気づいている。神戸でも神戸ビエンナーレや六甲アートウォークなどが開催されています。特に神戸ビエンナーレは、2年に1回開催される関西最大級のアートフェスティバル。今年は、アートを楽しむ絶好の機会といえます。

わけのわからない現代アート作品にも、アーティストはもちろんコレクターやギャラリスト、オークションといった流れが存在し、複雑に絡みあっていると考えたら、今までより少し違った角度からアートを見て、楽しむことができるかもしれません。神戸ビエンナーレの開催に合わせて、メリケンパークオリエンタルホテルで神戸アートマルシェというアートフェアも開催されます。

食欲やスポーツもいいけど、この秋は、アートもいいんじゃないでしょうか。



余談ですが、海外の有名アートフェアでは大手銀行が大スポンサーとしてフェアの開催を支えているらしく、マイアミで行われるアートバーゼルでは、1泊10万ユーロ以上するスイートが満室になり、空港は自家用ジェットが数百機も集まり、1点数億から数十億の作品が右から左へと売れていくそうです。なぜなら、海外の有名アートフェアは、投資目的で世界中の金持ちが一同に会する盛大なイベントだそうで、そりゃスポンサーにもメリットがあるはずです。アートだけでなく異業種を含めた経済波及効果は凄まじいことになっているんでしょうね。
アートビジネスの力おそるべしです。

以上、最後までお付き合い頂き有難うございました。



 

 『決めてやりきるチカラ』     

_SS500_皆さま、こんにちわ。諏訪です。
いきなりですが、

「私が7歳のとき、父が母を殺しました…」

本書の題名とは裏腹に、何とも衝撃的な言葉の帯がついていて、
最初はつられてつい読んでしまったという感じでした。


そんな今回ご紹介した本がこちら。
「1063人の収入を60日で41%アップさせた目標達成する技術」
著:マイケル・ボルダック 訳:堀江信宏 フォレスト出版


2年位前に初めて読んで、内容もすごく簡単ですぐ読めるので、
結構ボロボロになるくらい何回も読んでいます。
頑張ってるのになかなか結果が出せなくてしんどい時や、
自信をなくしかけている時に、自信を取り戻させてくれる本です。
個人的には、「読んだら経目達成できる本」と呼んでいます(笑)。
こんなんでホンマに収入上がるんか?と思われる方に、
是非オススメです。

内容としては、
「目標達成をするには80%が心理面、わずか20%が方法論。」ということです。

何かスランプになると、優れたスキルとかテクニックとかを求めがちになるのですが、それよりも、まずは自分を行動へと駆り立てる心理面を作ることが大事なのだそうです。どんなに知識やスキルがあっても、それを発揮するキモチがなかったら、決してうまくいきません。

逆に心理面さえできていれば、結局やり方は何とでもなるんですって。

たとえ今は自分に結果が出ていなくても、
劣等感を感じたり、悲観したりする程のことではなく、
これから決断さえすれば、必ず目標達成できるということです。
何事においても、何か自分で腹を決めれてる人って、輝いていますよね。

この本を自分なりに解釈し、
考えついた言葉があります。今もなお実践しています。


意志が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、結果が変わる。
結果が変われば、周囲の評価が変わる。


周囲の評価が変わることで、きっと収入も自分の人生も変わっていくのだと思います。この本を読んで、僕も少しインセンがアップしたと思います(笑)。

最後までお読み頂き、有難うございます。
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